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ブサコの森





    ブサコ国立公園とパレス・ホテル・ド・ブサコへ


    しばらく間隔が空いてしまいましたが、まだポルトガル続きます。
   
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       コインブラを後にしてバスで走ること45分ほど、バスは細い道をどんどん登り森の中へ入って行きます。
       ブサコは国立公園で、広大な森に400種類もの木が茂っています。
       古くは修道士たちが修行を行い、17世紀にはローマ法皇によって女人禁制とされた神聖な場所です。
       ポルトガル最後の国王マヌエル2世がここを気に入り狩猟のための離宮を建てたました。  
       しかし、1907年の完成直後に王制は廃止され王宮としてほとんど使われなかった。。。。この建物を
       ホテルにしたのがこの日の宿、パレス・ホテル・ド・ブサコです。




       
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      ホテルに到着してまずはロビーで一休み。。コインブラで歩き疲れたので皆さん、ふーーっとソファに座りました。
      すると、ウェルカムシャンペンがでてきまして、よく冷えていて美味しくて飲み干してしまいました。
      そして女性には白いガーベラの花が配られました。。お花いただくのは嬉しい!
      部屋に入ってからコップに活けて一晩楽しみました。
      ところで、このお部屋なのですが、添乗員さんがチェックインしてくださったあと袋に何やら紙のくじ。。
      この王宮ホテルは国の持ち物のため、勝手に改装や増築などもできなくて古いままになっているがために
      部屋のロケーションや広さなどもとてもばらつきがあるのです。添乗員さんもどこにどんな部屋があるのか全て知って
      いるわけでなく、ご自分の部屋も含めてくじで決めることになったのです。これはもう一つ日本からのグループも同じように
      していました。
      私と夫の部屋はフロントがある建物の2階で窓は駐車場に面していましたが、とても広くて落ち着いた部屋でした。
      父の部屋は狭いけれども、花柄のカーテンや内装が明るく可愛らしい部屋でした。
      こういう時、もしかしたら、あまり良くない部屋にあたってしまう方もでてくるので皆さん部屋の話はしないものです。

      それにしても、複雑な造りになっているので何度も行ったり来たりしなければフロントやダイニングにたどり着けません。
      大きな大理石の階段があり、私は本気でドレス(持っていないけど)を持って来れば良かったと思ったのです。
      こんな素晴らしい階段を使うことは、もうないかもしれない。もう、すっかりお姫様気分になりました。





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          この階段の壁に描かれているのが大きなアズレージョ、ナポレオン軍侵攻を防いだブサコの戦いが描かれています。




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      この鎧のお方、夜はお顔を隠して目だけが光り、朝になるとお顔をだしていました。
      一瞬、えーーー!そこに立っているのは!?
      とドキッとさせられました。




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      この建物はネオ・マヌエル様式というのだそうで、リスボンのジェロニモス修道院と同じようなねじれ柱や彫刻で飾られ
      とても華麗なものです。




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         この写真は朝食時に父が撮ったものですが、夕食もこの場所でした。
         本当に晩餐会でもしているような、きらびやかな場所で、ドレスを持って来れば良かったと思ったのは
         この雰囲気に合わせたら、もっと楽しかっただろうなあ。。と思ったからです。
         ポサーダや王宮に泊まることはわかっていたので、ディナーのための服を。。と実はとても悩んだの
         ですが、気候も難しい季節であったこと、あらかじめのドレスコードもなかったのでアクセサリーやスカーフを
         持って雰囲気を変えることにしたのでした。
         しかし、とてもオシャレをされた方がいらして、わーー、素敵!と皆さん歓声をあげたほど。。
         どんなふうに旅行中の服を持っていくか?はいつも悩むところですが、もしまたこのような特別なホテルに泊まる
         ことがあったらもっとオシャレをしたいと思います。
         あ、しっかりオシャレにしていたのは私の父もでした。ジャケットにネクタイを締めて、「普段はもうちゃんとした
         格好をすることはないからさあ。。(喪服くらいで。。)」と笑わせてくれましたが、さすが旅慣れてると感心した
         次第です。。
         夕食は、旅も始まって半分を過ぎ、和気あいあいとなってきたところでしたから、このホテルでしか飲めないという
         特別なワインを皆さんでシェアーしたり、笑い声の絶えない楽しいひと時でした。
      
         ブサコの森続きます。

      

Commented by paradiso-norina at 2017-05-21 23:15
こんばんは

”ブサコ”って日本語的になんだか笑えてしまう地名?ですけどとても素敵な場所ですね。
旅にドレス、、本当にいざというときの(私にはないかもですが)一着は荷物になるのでまず考えたことありません。
最近はほとんど旅先でポイしていいものしか持っていかないけれどちょっとオシャレなものも必要ね。
確かにこの階段や食堂だったらドレスで気取りたい気持ち分かりますよ~
オシャレなお父様も素敵~♪見習わなくっちゃ^^
Commented by coimbra at 2017-05-22 15:27 x
norinaさん、コメントありがとうございます。
そう、ブサコって、何?って最初思いました。今ではもう一度行ってみたい場所となりましたが。。。この森がすごいのです。もちろん歩いてまわる時間はありませんでしたが、色々なコースがあるようでした。
ドレス。。って一体どんなドレス?っていうところですが、普段着て行く場所もなく、体型変化の激しいこの頃、準備していこうかな?と思っても実行できませんでした。その場の雰囲気を楽しむための装いというのは、やはり大切なことなんですね。浅草や京都では特にアジア圏の観光客はみーーんな着物を着て歩いてますよ。どうして着物?と思っていましたが、雰囲気を楽しむということではありなのだ、と納得したのでした。私は旅行中はハイキングの格好、普段はチノパンが大好きな人間です!!外国でもサラッと着物が着られるようなおばさんになりたかったのに。。。
Commented by milletti_naoko at 2017-05-24 19:29
美しいホテルですね。建物の装飾のなんと細やかなこと! ポルトガルならではの美しい青い陶器が壁に使われていたりして、お姫様気分というお気持ち、よく分かります。

もともと存在していた建物のホテルでは、部屋の大きさや造りが確かに部屋ごとに違ってきても当然なのですが、それをくじでと、自分で引けるようにしてくれるのはありがたいですね。

そうなんですよね。出かけるときは、動きやすさや気温への順応性を選ぶか、おしゃれを選ぶかなんですが、わたしもつい前者を選ぶので、おとといの学校の宴では、他の女性の先生方が皆おしゃれな服装をしていたので、何だか恥ずかしい思いをしました。立食だし、帰りは寒いだろうからと、動きやすい楽な格好をしていったのです...... すてきなお宿、すてきな思い出。本当によかったですね。
Commented by coimbra2017 at 2017-05-24 22:38
なおこさん、コメントありがとうございます。
この大階段を見た時は本当にドレスを着ているような錯覚に陥りましたよ。。王宮の階段ですから。。そこに居られたことが今はとても素敵な思い出になっています。

周りの方がどんな服装でいらっしゃるかがわからないだけに
難しいのですよね。。でも、今回のような特別な場所は思い切っても良かったのだと。。ちょっと思ったしだいです。
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by coimbra2017 | 2017-05-21 17:26 | 旅行 | Comments(4)